「そっかぁ・・・。
まあ、でも!!詩音に好きな人が出来たら、あたし絶対応援するからね!!」
香織の優しさが今は痛い。
じゃあ、純が好きって言ったら応援してくれるの??
またそんなことを考えてしまう。
やっぱ、あたし・・・・最低だ。
「なに着てこうかなぁ♪」
「やっぱり可愛い方がいいよね!!」
「スカート?ズボン??」
「あぁ〜!髪型どぉしよ〜!!」
香織はずっとしゃべり続けていたけど
あたしの頭には何も入ってこなかった。
どんな相づちを打っていたかも覚えていない。
もちろん、その後の授業も全部上の空だった。


