純に叩かれた頬がズキズキと痛み出す。 純に暴力を振られたのは初めてだ・・・ あの大きな手であたしの頭を撫でてくれた。 あの大きな手であたしを慰めてくれた。 あの大きな手であたしを笑顔にさせてくれた。 あの大きな手が・・・ あたしに安心感を与えてくれた・・・ でも。 これからは違う。 あたしじゃない違う誰かが 愛された誰かが あの大きな手に包まれるんだ。