「唯、俺チャリ止めるから先行っとけ」 「いいよ、一緒に行くってば。 しかも軽く教室の場所忘れかけたし」 「バカか(笑)」 あたしは、こたについてった。 「…え、唯?」 名前を呼ばれた気がしたから、後ろを振り向いた。 「唯!」 そこには、亜利沙がいた。 「唯、久しぶり~っ! 元気だった?」 「うん、亜利沙こそ元気?」 「元気だよ(笑) でも、唯が久しぶりに学校に来てくれて嬉しい!」 「ありがと」