男の子たちが到着した。


「絵里ちゃん?」


ぞろぞろと入ってきた男の一人が驚いたように言った。


「陸先輩」


なんか、気まずいみたい。

「絵里、誰?」


海ちゃんが聞いた。


「海のお兄さん。」






私の頭の中がこんがらがった。


「へぇ〜。
川野のお兄さんか。」


海ちゃんがそう言ってわかった。


てか、海ちゃんと川野くんって、名前同じだったんだ。


知らなかったというか気づかなかった。


「まあ、とりあえず、座って自己紹介しようじゃないか?」


この人、絶対に部長だ。


ここでよく話しを変えれるって思った。