「珠李、私は、他校とはいえ、晋平くんを応援するから、瑞希くん応援するんだよ。」


泉、みんなに聞こえるように言わないで。


うちのクラス、バスケ部多いんだから。


それに、泉ってかわいいって人気あるんだから。


バスケ部が、明らかにがっかりしてるもん。


仕方ないか。


恋は、盲目。


泉みたいに感情の赴くままにいきたい。


けど.....


できない。


私は、晋平を支えなければならないから。


誰にも理解なんてしてもらえないと思う。


けど、仕方ないじゃない。


私と晋平にしかわからない絆があるんだから。


けどね。


瑞希。


あなたが好きです。


私は、そう思える感情が嬉しく思ってる。