「秋山くん、違うよ。
限界が近いんじゃない。」


「なんで、若林はあいつをわかってるのに離れた。」


「ちょ、ちょっと、なに？」


泉は、混乱してるみたい。


そりゃ、そうよね。


秋山くんが、普通に話しに入ってるんだから。


「俺、若林と中学が一緒でさ。
バスケ部で晋平と仲良かったんだ。」


「私は、話しかけられるまで知らなかったけどね。」

気のせいかな？


瑞希がどんどん不機嫌なんだけど。


「まあ、いいや。
あんたと晋平くんは、つきあってないのね？」


「そうだけど。」


「じゃあ、晋平くんフリーなのね？」


泉は、嬉々として喜んでる。


「フリーだけど、晋平は好きな子いるみたいだよ。」


「まさか、珠李とは言わないよね？」


泉、軽く私を睨んでんだけど。


「違うよ。
マネージャーが気になるんだって。」