「彼、転校生の秋山 修次。
まあ、適当にやって。」



あの男前教師は、うちの担任。


名前は、海藤 刹那。


やる気の欠片すら感じられない。


まあ、私にとってはありがたい。


「秋山、あそこの席な。」


私の隣か。


「なぁ。
俺....」


話しかけられたので転校生を見たら、驚いて固まっていた。


なに?


「お前、若林 珠李か?」


名前を知ってるのか。


じゃあ、知り合いか?


「えぇ〜っと。
秋山くんだっけ?
知り合いだっけ?」



私は、首を傾げた。


わからない。


てか、わからなくてもどうでもいいけど。


「晋平と同じ高校じゃないのか?」


晋平の友達か....。


「あの意味がわからないんだけど。」


彼には、関係のない話しだよね。