高校卒業間際につきあい始めた2人。


『伊緒の黒さと強さに惹かれた。』


『負けたわよ。』


修次は、みんなに隠れて伊緒に猛アタックをしていた。


伊緒は、どうでもよかったから、みんなに言わなかった。


伊緒は、別に修次を好きじゃなかったからだ。


たぶんあんなことがなければ、つき合わなかった2人。


それは、修次の涙。


伊緒は、男泣きに弱かった。


しかも、普段ならかっこいいとしか思わなかったのに、胸きゅんしてしまった。


伊緒は、うなだれながら恋しちゃった。


『まさか男泣きで堕ちるだなんて。』


呟くように言った伊緒。


常に主導権は、伊緒になるだろう。


けど、強く見られがちな伊緒にも弱さはある。


それを修次が支えてあげて欲しい。


ずっと仲良く。