「おはよう。」


私は、朝、教室に入るといつものようにみんなに挨拶。


「珠李、おはよう。」


と、みんなから返ってくる。


「おっ!
りぃ。」



こいつ一人を除いて。


なぜか、瑞希だけは、私をりぃと呼ぶ。


意味不明なんだけど。


そんな、瑞希を好きな私も相当意味不明よね。


仕方ないじゃない。


みんなの目を引く甘いルックス。


スタイルだって、抜群。


妙な色気があるんだよね。


はぁ。


瑞希を見る度に、後悔。


こういう風に、話しかけてくれるのは、嬉しい。


私は、後悔したくないのに後悔してしまう。