「りぃ。
どういうこと?」


瑞希は、晋平がいなくなると悲しそうに聞いてきた。


「瑞希?
なにが?」


私には、意味がわからなかった。


「なんで、牧野がでるわけ?
ここは、りぃの家だろ?」

それか....


これから、説明する事なんだけどな。


「瑞希、それは、晋平と若菜ちゃんが来たらね。
瑞希が心配する事はないよ。
じゃなきゃ、瑞希を家に呼ばない。
私は、瑞希に知ってもらいたいから、来てもらったんだよ。」


ご飯、大丈夫かな?



せっかく作ったけど。


気になって、食が進まない気がする。


けど、温かいうちに食べてもらいたいんだけどな。


「わかってる。
けど、りぃと牧野が一緒にいるのは耐えれない。」


「瑞希。
たぶん、それは、解消されると思うよ。
私と晋平は、周りが思ってるような単純な関係じゃないから。」


瑞希は、不思議そうに首を傾げた。


仕方ないよね。


意味がわからないんだから。