「なぁ。」


俺が意識をぶっ飛ばしていたら、澤が話しかけてきた。


「なに?」


「なんで?
りぃは?」


あぁ。


こいつの特別は、名前の呼び方か。


「いる。
飯つくってる。」


「えっ?
ご両親は?」


疑問がいっぱいか。


当たり前だよな。


「それも全部話すよ。
そのために呼んだんだし。」



「あぁ。
そうだったな。」


俺は、とりあえず、リビングに澤を連れてった。


若菜は、まだ。


迷子になってないか不安だ。