「よし。
ご飯つくろっかな?」


私は、のびをしてから、キッチンに向かった。


「珠李、オムライスがいい。」


「へっ?
あっ!
うん。
了解。」


私は、手早くオムライスをつくった。


オムライスだけじゃ、味気ないかな?


簡単にスープとサラダも。

よし、できた。


私は、テーブルに料理を並べようとふりむくと晋平がいた。


ずっとここにいたの?


「珠李、今日は、いつもより手際いいね。」


晋平は、怖いぐらいニコニコしてた。


「晋平、ずっといたわけ?」


「なんとなくな。
まさか、珠李が全く気づかないとは思わなかった。」


「だって.....」


だんだん、顔が熱くなるのがわかる。


「はいはい。
理由は、わかってるから。」


「晋平だって。」


私は、晋平にからかわれたのがおもしろくなくて反撃しようと思った。


「そうだよ。
俺は、一人になったら、若菜を考えちゃうから。」


素直な奴め。


なんかムカつく。


こうも幸せオーラを出されるなんて、思わなかったし。