周りは日々変化して。


俺と珠李は、変わらないことに必死で。


珠李、俺たち進もうな。


「晋平くん、ごめんな。」


若菜が突然、俺に謝った。


「なにが?」


俺には、なんのことかわからなかった。


「晋平くんと珠李さんだっけ?
2人って幼なじみ以上の関係でしょ?」


なにを言い出すんだろうか?


「私、珠李さんと晋平くんを引き離したくて必死だったの。」


なんとなくわかった。


最近の策略かな?


「俺、気づいてたよ。
けど、流されてた。」


「えっ?」


若菜は、驚いたみたいで俺から離れた。