「俺も好きだよ。」


素直な想い。


俺は、伝えた。


これ以上は、無理だから。


マネージャーを....


若菜を好きになってしまったから。


もう俺と珠李は、無理なんだ。


そりゃあ、幸せだった。


けど、それは。


幻想や夢を見たままで見なきゃいけないことを反らしていたから。


「ありがとう。」


若菜は、俺にお礼を言いながらハニカんだ。


珠李とは、全く違う愛しさ。


勘違いだったのか。


漸く、気づいた。


珠李に対する想いは、恋愛ではなかったのか。


確かに、あの頃は恋の好きだった。


けど、変わってたんだな。


俺って、どんだけ鈍いんだか。