でも、それだって。


私は、ズルい。


ズルすぎるよ。


頼られることを望んでる。


わかってる。


わかってたよ。


私は、強くなりたかった。


けど、弱いんだよ。


だれも気づかない。


だれも見てくれない。


だから、自分が望む存在に持ち込むことを頑張った。

晋平じゃなくて、私が依存してるんだよ。


晋平、わかってないでしょ?


晋平の弱さがどんなに心地いいか。


私が頼られてるって安心する。


私なんて、いらないんじゃないかって。


晋平の存在がそうさせてるのもあった。


矛盾してるってわかってる。


けどね。


私は、ズルいから。


自分の都合がいいように考えるんだ。