「話し終わった?」


海ちゃんが、絵里ちゃんと川野くんを気にせずドアを開けた。


「海ちゃん、あんたスゴすぎ。」


私は、海ちゃんの思い切りの良さというかなんというか.....


なんかすがすがしさを感じた。



「うっちゃん.....」


絵里ちゃん、固まってる。


てか、絵里ちゃんって、海ちゃんをうっちゃんって呼んでたんだ。


泉だけだと思ってた。


まあ、彼氏と同じ名前じゃ呼べないか。


「一応、終わったけど、白波、邪魔すんな。」


川野くんは、軽く海ちゃんを睨んだ。


まあ、イチャコラしてたわけか。


「なんでよ。
邪魔なのは、あんた。
話させただけありがたいと思いなさい。」


いつも鉄壁の守りで話できなかったからね。