「あ~あれだなぁ…最近のこうゆう、特撮ってかぁ!?結構すげぇなぁ!!つい見入っちまったぜぇ!!俺とした事がよぉ…洋介!バかにして悪かったよ、おまえの言う通り結構、楽しめたぜぇ!」


「…!!ほ、本当ですか!!あ、…いえ関谷さんが楽しめたのなら…良かったです…」


「……それからよぉ、洋介!!おまえはその関谷さんってのやめろよ!!何かよぉ、くすぐってえし、ガラじゃねぇんだよぉ…あれだ!あれ!龍二でいいぜ、龍二で!!」

「え、で…でも…僕、年下ですし…その…」

「あぁん!?…歳は…関係ねぇ!!俺がいいって言ってんだからいいんだよ!!ウジウジすんじゃねぇ!!」



「は、はい!!」

その時、俺はまだこのほのぼのとした日常にどっぷりつかっていたからよ…これから巻き込まれて行く出来事など知る良しもなかったし、それにだ!あの扉の奥に隠された病棟があった事さえも…誰も気付いては、なかったぜ