愛の果実

やっぱかっこいい!!

一生懸命に走る裕也の姿を見ているとなんか幸せになれる!

愛は自然と顔がにやけていた。

ヤバッと思ったときには、もう遅かった。


「こんなところで何してんの??裕也見てにやけちゃって!!」


話し掛けてきたのは、

同じクラスの【酒田亮太】だった。

しかも、裕也の小学校の頃からの親友・・・。


「俺、裕也の事なら何でも知ってるからいつでも相談してね。」


「えっ??」


亮太の言葉を愛は理解できなかった。