もし近い未来、彼と再会したとき、彼はあたしのことをまだ好きでいてくれているだろうか……。


「荒川、だよな。よろしく」
びっくりした!だっていきなり加藤君があたしの顔を覗きこんできたんだもん!
そして、手を差し伸べてきた!!(゜□゜;
「よ、よろしく……」
あたしは加藤君の手握った。
ん?この感触、この体温、どこかで感じたことがある。
その手はすごく冷たい…
「冷たい……」
「え?」
加藤君が首を傾げる。
「手が冷たい人って、心が温かいっておばあちゃんが言ってた」
「へぇ…」
は!あたしなんちゃうこと言ってるんだ!!
「ご、ごめんなさい、今 のことは忘れて!!」
もう穴があったら入りたい気分だ……。
あたしはその場から立ち去ろうとした。
「いいおばあちゃんだな。もしかしたら荒川っておばあちゃん似!?」
……え?ドン引きされるどころか、尊敬された!!
「……よく言われます…」
あたし、今絶対に赤面してる!!
なんだろっ!?
このドキドキ!