to Home!!

あれ…?

今ちゃんと私は噛まずに言えたはずなんですけど…


間違えて言ったっけ?



「さ…かき?」





「…っ!?お前っ…俺はてっきり…」


"俺はてっきり"?

何言ってんの?
話ちゃんと伝わってる?



「え?榊、ちゃんと聞いてた?小田切じ」

「うるせぇ!!黙れ!!!」

"純"を言い終わる前に、いきなり怒鳴られた。

榊の顔を見ると真っ赤。





「え…どうし…」

言葉をかける間もなく、走って行ってしまった。




……。










何今の!?


何で怒るの?
意味わからん!









その日の夜…



「ごちそうさま…」


榊の態度に小田切純について、悩み続けていた。



んー…
せっかくの祐也さんの美味しいご飯も味がしなかったよ…。



「どした?」


ポンポンと頭を撫でられ、振り向く。



「祐也さん…男の子ってわかんない」


「は…?」