to Home!!

「………」





私の荒い息づかいが響く。

「…………あーあ。…やっちゃった…」


裕也さんは急に目を手で覆って、しゃがみこんだ。



やっちゃった?

え…、どーゆー意味…?



…なんて聞けるわけもなく。


それよりも自分の心臓がうるさすぎて、よく聞こえなかったが、ショックを受けた。


なんか悪かったの…?



「俺、この前の朝も…」



「…あさ…?」

私、何かしてたの?





チラッて私を見る裕也さんは、その時だけ、すごく真っ赤だけど、泣きそうな顔だった。


「ゆ、ゆうやさん…?」


弱々しい声で聞いたら、裕也さんはまた私に謝りだした。


「ごめん!未裕!俺…その…」


そのあとの言葉がなかなか出てこないらしい。


私も緊張して声を出せなかった。





「その…この前の朝にも、い、今みたいにさ…手ぇだしちゃって…」


この前の朝に…


って、前、裕也さんの様子がおかしかった時の事か!

あの時、私にやっぱり何かしてたんだ…


明らかに様子が変だったもんね…。





心臓がうるさく鳴ってるのとは裏腹に、私の頭は冷静に物事を捉えている。


人は極限までドキドキすると、こんな状態になるのかな…。