to Home!!

あれは

家族に向ける視線?
恋人に向ける視線?
友人に向ける視線?


なんか、どれも違った感じだったな…

やっぱ気のせいにしとかなきゃ。

後で傷つくのは私なんだし…。



「「いただきまーす」」


その後、祐也さんと向かい合って食事をした。


「あ、そうそう!未裕!」

「なに?」


「焼きそば、美味しかった。近藤が腹減ったって言いながらすごい食べてたよ。」

にっこり笑う祐也さんと目があって、誉められて…



「でさ、俺の分も食べようとするから、必死で阻止した」

そう言いながら変なガッツポーズをする。


うわ…心臓の音うるさい…


「よかった…おいしかったんだ」


少しうつ向いて言った。

そんな私を見てクスッと笑う。



「照れてる?可愛い…」


「っ!!?」


可愛いと言われるのは初めてじゃないけど

喧嘩して以来だから久しぶりで刺激が強い。



「さっすが俺のペット」

「ペットって!!」

人間じゃないじゃん…。



あ…じゃあさっきの視線は

あの時の視線はペットを愛しむように見る視線か…。

残念です…。トホホ…




少しの間黙々とご飯を食べていた。


すると急に祐也さんが手を止める。





「未裕…未裕は、俺の事好き?」






突然真剣な顔つきで言い出した。




…▽★※○▲っ!!???



「えっ、えええっ…と、ゆ、祐也さん?」


私がとぼけても、揺るがない表情。




「…好き?」




…はぁ────っっ?





何でいきなりそんなこと聞くの!?

すす好きなんて当たり前で…。

何のために私が祐也さんにアタックしてると思ってんの…?





「…す、好きだよ」


祐也さんの目を見れない。