to Home!!

『最悪ー、あいつ最低ー』

『まぁまぁ(-゜3゚)ノずっと作んなきゃいけないわけじゃないし。交代の人が来るまでは3人だね』


まぁこの3人は確かに一番気を張らなくてもいいから、嫌ではないけど…



料理…


まだ祐也さんにも見てもらったことないのに。


味見してもらおっかな…。



意外に作ったら「おいしいよ」なーんて言われちゃったりしてー!!

てか、お願いしに行こ!



慌てて自分の妄想から抜け出しリビングに出た。




けど…



「あれ…いない」


時計を確認すると12時丁度。



いつもなら余裕で起きてるからいるはずなんだけど…


寝てる?



足音をたてないように歩きながら家中を探し回ったが、見つからない。



あとは祐也さんの部屋だけ…?



さすがに確認はできないなぁ………って!

なんでこんな必死に探してんだろ。



明日言えばいーじゃんね。




そう思って近づいたばかりの祐也さんの部屋の入口で、Uターンをした時だった。



「……ぇ、…あぁ…」



微かに声が聞こえた。