to Home!!

「うん…聞いてみる」

「無理無理」


私とノンが微笑み合っている中に、突然榊が割り込んできた。



「なんで無理なわけ?」


私は少しムッとしながら反論した。



「だってあいつ、かなり女子から人気集めてたしよ。お前なんかと歩いてる所見られたりしたら、何が起こるか…」



うっ…


でもそんな皆年近くないし、あんまり知らないんじゃないの?



「皆がみんな知ってる訳じゃないじゃん。誘うだけ誘ってみるし!」


「…あっそ」



なによ…

いつにもましてムカつくな…。




榊はふいっと前を向いて寝てしまった。



「はぁ…榊それだから気づいてもらえないのよ…あーぁ、呆れる」


何故かノンがふざけながら榊に文句を言っている。



その瞬間、榊がものすごい顔でこちらを振り向いた。



「おまっ…はぁ!?」


かなり焦っているご様子ですが…大丈夫ですか?



榊は必死にノンを威嚇していたが、はっきりいって…ノンには効いていない。




てか、私…話見えないんですけど…。



「なぁ、何に気づいてもらえてないの?」



「うるっさいな!お前には関係ない!!」


うわ…


いつかの私があなたに言った言葉じゃないですか…。