「絵梨、なにこれ。」
得点板を出すのに手伝ってくれた絵梨。
倉庫に入ってから、誰にも聞こえないように呟いた。
「あ、話した感じか。」
「うん。
練習に参加するの、嫌がってるみたいだった。
なんでこんないきなり・・・」
「わかんない。
私もちょっと探ってみる。
明らかにおかしいもんね。」
得点板を押して外に出る。
遠くから女バスの痛ーい視線が刺さってきてんのがわかった。
「・・・痛い痛い。」
下向いて口元隠しながら低く呟く。
絵梨は悲しそうに笑って、気まずくないように一緒に得点板を運んでくれた。
.

