ーーーーーー・・・パスッ
綺麗にゴールを決める姿に見とれながら、近づく。
うん、
やっぱりかっこいいものはかっこいい。
しょーがない。
「先輩。」
「ん?」
「また、練習・・・」
そこで、つまる。
恥ずかしいというか。
なんというか。
その先が言えない。
「あぁ。いーよ。」
「・・・え。」
まだ、言えてないのに。
理解してくれてる。
「その代わり。」
あたしのボールに手を伸ばす。
と、思ったら。
「先輩じゃなくて。
哲先輩、な。」
左手で私の両頬を押して悪戯に笑う。
「先輩は、他にもいんだから。」
「・・・はい。」
みるみる赤くなってくのがわかる。
こんな近くで。
顔を触られれば。
誰だってドキドキする。
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