赤い糸はだあれ?−あたしと五人の王子様−






ーーーーーー・・・パスッ




綺麗にゴールを決める姿に見とれながら、近づく。



うん、
やっぱりかっこいいものはかっこいい。


しょーがない。









「先輩。」

「ん?」



「また、練習・・・」



そこで、つまる。


恥ずかしいというか。

なんというか。



その先が言えない。





「あぁ。いーよ。」


「・・・え。」



まだ、言えてないのに。

理解してくれてる。





「その代わり。」


あたしのボールに手を伸ばす。











と、思ったら。






















「先輩じゃなくて。

哲先輩、な。」






左手で私の両頬を押して悪戯に笑う。














「先輩は、他にもいんだから。」












「・・・はい。」















みるみる赤くなってくのがわかる。


こんな近くで。

顔を触られれば。



誰だってドキドキする。






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