翔ちゃんは唇を噛み、下を向いた。 「出なくていい。」 前ちゃんは改めて言い聞かせるように呟いた。 「すみませんでした。」 深々と頭を下げた翔ちゃんは、前ちゃんに対してだけじゃなくて、メンバーにもこの体育館にいる皆に謝ってるみたいだった。 そのまま、部室の方に出ていってしまう翔ちゃん。 追いかけようとするファンの子達を、前ちゃんは止めた。 「今は、そっとしておけ。」 何があったのか、マネージャーの仕事をしていたあたしにはわからなくて。 前ちゃんに駆け寄った。 .