『朝倉 美玲は人殺しの娘』 黒板にでかでかと書かれた文章。 先生はまだ来ていないらしく教室は騒然としている。 文章の端には、これでもかというくらい大量の新聞が張られていた。 まるでこれが証拠だとでも言うように…。 「何だよ、これ」 黒崎もそばで顔をしかめている。 優斗君の姿はなかった。 「朝倉の母親が人殺してたなんてな」 「しかも朝倉の父親だろ?」 「黙ってればいいってもんじゃないよねー」 「騙されてたわけ?」 口々に騒ぎたてる同級生たち。