「…キミ、何年生?」 「え、あ、一年生です」 「ふーん。かっこいいね」 「はぁ、まぁ」 『まぁ』って。 そこは認めるんだ。 「高梨ー!」 「あ」 少年の後ろから今度は少女が走ってくる。 ……彼女? その女の子も彼に劣らず可愛らしい容姿をしている。 若干気が強そうだけど。