◆おまけ◆ あたしは大きな桜の木の下で、しばらく佇んでいた。 この学校とも今日でお別れかぁ… 早かったなぁ… 「先輩」 「へ?」 寂寥に溺れるあたしに声を掛けたのは、うちの制服を着た少年。 多分1年か2年。 「これ、先輩のですよね?」 そう言って小さなお守りを差し出してきた。 ……黒崎と優斗君を足して×2して−3したみたいな美少年。 しかも黒崎に負けないくらいの長身。 「あぁ、ありがと」 あたしは極力笑顔でそれを受け取る。