「美玲」





「ん?」






腕を強く引っ張られてバランスを崩す。






「っ!」





あたしの小さな体は簡単に黒崎の腕の中に収まってしまう。





そしてあたしはもう一度。





優しい桜のようなキスをした。





悪魔のような王子様。





黒崎、これからも一緒にいてね。





…なんてね。