「ありがとう。」
心優は少しだけ微笑んだ
何で無理して笑うんだよ?
俺の前なんだから
泣きたい時は
泣けばいいのに・・・
上手く我慢出来る程
お前は器用じゃないだろ?
どーせ・・・
誰も見てない所で泣いてるんだ
お前のそぅゆう性格
俺はすげぇ好きだよ
でも心配になる
誰にも心配事を話さないお前
いつかその心がポッキリと
折れちまうんじゃないかって・・・
時々無性に心配になる
だから俺は
心優の心を感じていたい・・
折れそうになったら支えてやりたい
「ねぇ・・・翼の部屋で寝てもいい?」
普段なら絶対にない心優の要求
一人で寝るのが怖いのか?
まぁ仕方ないとは思うけどさ・・
「あぁ」
俺は何も言わず
俺の部屋に入る心優を見送った。
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