「――――それは、恋だね」 昼休み、あたしは真美に話を聞いてもらっていた。 思ったことも、全て吐き出した。 「今までだって恋してたしっ!」 「だから、今までのは憧れ」 真美の言葉は、確かに的を得ていた。 “憧れ”と“恋” その違いを、あたしはわからずにいたのかもしれない。 今までのは、憧れ――? あたしは、先生に恋をした――? 「………………っ」 こうして、あたしはしてしまったんだ。 禁断の、恋を。 一歩踏み外せば、大変なことになる恋。 でも――――……