幸せのかたち




俺より小ちゃくて、俺よりスポーツ出来なくて

なにより、バスケなんて全く知らない乃愛。




だけどそんな乃愛が

いつも俺を叱ってくれた。



『ここで諦めたら、10年間頑張ったのが全部無駄になるじゃん!!』

『他人と比べてどーすんの?!功は功だけのバスケをすればいいじゃん!!』

『負けるなぁ!!ばか功!!』




初めて怒られたときはびっくりしたし、腹が立った。

お前が俺の何を知ってんだよって。



でも、乃愛の言った、一言一言が俺の胸に染みて

それが原動力となった。





乃愛は、俺にない強さを持ってる。


その強さが、その笑顔が、


俺にとって、欠かせないものになっていった。





だから。


乃愛は知らないだろうけど

俺は、乃愛にしかバスケの弱音を吐いたことがない。