『消毒してやる』 そう言って真穂と唇を重ねた。 触れるだけのキス。 びっくりした様子の真穂。 当たり前か。 でも、止めれなかったんだ。 なぜしたのかは自分でもよくわからない。 もしかしたら、河合に嫉妬したのかもしれない。 そっと唇を離す。 『よくなったら教室来いよ。』 唖然とする真穂にそう言って保健室をでた。 静かな保健室とは反対に、廊下は人で賑わっていた。 .