その時
―――――ガラッ
「みーつけた」
すごい低い声。
涙で姿はよく見えないけどこの声は絶対廉だ。
「なんだよ神崎。俺は今お楽しみ中なんだよ。別に森永はお前のもんじゃねぇだろ」
怪しく笑う河合くん。
「.....ざけんな」
「ふざけんじゃねえよ!!怯えてんだろ!?」
「神崎には関係ない」
「.....真穂は俺のだ」
え!?
「いいの??この写真」
廉が突然河合くんにといかけた。
ケータイをプラプラさせて河合くんにみせびらかしてる。
「お前さ、退学になりてぇの??」
「んな!?ひ、卑怯だぞ!!!」
「卑怯なのはそっちだろ??.....さっさと失せろ」
「っ.....くそっ」
そう言って河合くんは会議室から出てった。
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