その時、誰かに後ろから抱き寄せられた。 そして頭の上から声が。 「うちんとこのメイドは商品じゃないんスけど。食いもん注文してくださいよ(笑)」 『れ...ん??』 廉が助けてくれた!? 「なんだよ。てめえは関係ねぇだろ。俺らはこのコと話してんだけど??」 「...るっせぇな...」 廉?? 「うるせぇっつってんだよ。なんだったら、外でろよ。俺が相手してやっからよ」 廉の顔は見えなかったけど、チャラチャラした人たち全員の顔が青くなった。 「い、行こうぜ」 四人組は慌てて逃げてった。 .