『なんでもないよ。』 「嘘。」 なんでもお見通し、そんなカンジの目であたしを見てる廉。 そんな目で見ないで... 『ホントだよ??』 「嘘だ。なんにも言い返さねぇし。今日のお前へん。」 『ほ、ホントにホントだから!!廉には関係ないでしょ!!』 紙の山を残したまま会議室を飛び出した。 『ごめん...廉。』 明日は学園祭で楽しいはずなのに、あたしの心は曇り空だった。 .