明日は待ちに待った学園祭だっていうのに、楽しい気分は一気に地の底に沈んでいってしまった。
河合くんの事が頭から離れてくれない。
そのせいで、あたしの動きは完全にストップ。
学園祭の準備中なのにね。
「ちょっと真穂〜。しっかり働いてよ!!」
『あっ!!ゴメンっ!!』
ほら、また。
あたしの悪いクセ。
「おい!!森永と神崎はいるか??」
ゴリ...じゃなくて、山田が呼んでる。
「ほら、真穂呼ばれてるわよ!!」
『はぁい』
ホントはめんどくさいから、行きたくないけど。
だって、山田って雑用ばっか押しつけてくんだよ!?
やだな〜。
しぶしぶ山田のもとに向かった。
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