手には二人分のホチキス。
「あ、先生がコレ全部はさめって。」
なーんか他人行儀でつまんねぇ。
「ハイ」
そう言ってホチキスを俺に渡してくる。
『あ〜、サンキュ』
真穂は黙って作業を始めた。
うわ〜。
なんかヤな雰囲気。
気まず.....
ちっちぇ〜頃は普通に話せてたのにな。
そう思ってた時、真穂が話し掛けて来た。
「ねぇ、なんで戻ってきたの??」
なぁんだ、そんなコト。
『親の都合。なに??お前に会うために戻ってきたと思った??』
わざと聞いてみた。
「そ、そんなわけないじゃない!!」
お〜お〜、ムキになってる。
『んな真っ赤な顔で言われても説得力ないけど??』
「なってないッ!!」
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