それから入学式やら自己紹介やらあったけど、頭ん中は真穂だらけだ。 だからよく覚えてない。 気付いたらみんな帰っていってた。 「廉!!廉ってば!!俺、用事あるから先帰るな??」 『あ、あぁ』 「じゃあな」 教室には俺1人。 しばらく窓の外眺めてぼーっとしてたけど、喉渇いたから売店脇の販売機に向かった。 お茶を買って飲みながら教室に戻る。 教室に入ろうとすると中から「よしっ」という声。 この声は.....真穂だ。 .