あれからしばらく経って、今は12月の初め。 あの日から廉はあたしに話しかけてくれない。 近づこうとさえしないのだ。 話しかけても無視。 嫌な雰囲気が廉からにじみ出ている。 「なぁ、最近神崎変じゃね??」 『.....磨那翔』 「まぁ、とにかく真穂は何も悪くねぇよ。」 柔らかい笑顔をあたしに向けてる磨那翔。 ほんと優しいな。 『磨那翔って優しいね。』 「あ〜??そうか??」 『でも、なんで彼女できないんだろうね。磨那翔、モテないわけじゃないのに。』 .