廊下を歩いてたら廉がいた。 でも、やけに顔色が悪い。 『廉、どした??』 「ちょっと...な。」 廉は切なそうな目をしてる。 ここ最近ずっとそうだ。 もしかして、森永となんか関係あるんじゃ……―― 『廉、あの「なぁ壱。」 突然廉が俺の言葉をさえぎって話しだした。 「真穂をさ、助けてやってくれよ。俺の代わりにさ。」 苦笑いで俺に言う廉。 『なんでだよ。お前が一番ふさわしいだろうが。』 「だってもう俺にはできねぇの。」 『なんでそんな...』 .