それでもずっとあたしの後をついてくる足音。 あたしが止まると足音もぴたりと止むのだ。 気のせい?? やっぱりこれは気のせいじゃないよ。 怖い。 額を冷や汗が流れた。 意を決してもう一度後ろを振り返る。 けど、やっぱり誰もいない。 怖い。 早く帰ろう。 そう思って小走りで廊下を進む。 足音はなりやまない。 早く早く、そう思いながら一階に続く階段を下ろうとした。 その時 .