「そっか、いよいよ明日なんだね。明日はOGのみんなと応援に行くね。といっても4人なんだけどね。」
「ホント!?」
「センパイたち来てくれるんだ♪」
綾姉は私たちの一つ上で、バスケ部のセンパイたちと仲が良い。
だから春の大会の応援には一緒に来てくれていた。
秋の大会には忙しいらしく、来てもらえるのも久しぶりに会えるのも嬉しい。
「センパイたちの為にも絶対勝たなきゃね。」
「うん。」
去年は決勝戦で負けた。
後もう少しだったゆえに遥もセンパイたちもとても悔しがっていた。
私はと言うと……
合わせる顔がなかった……
敗因は私にあったから……


