「…うん。ありがとう、姉さん。」 涼はそう笑顔で返した。 「理恵、涼ー!夕飯できたって。」 宮の陰から遠矢が姿を現した。 「ハーイ。」 「行きましょう。」 そう返事をして2人はその場を後にした。 涼やかな秋風が落ちた枯れ葉を舞い上げた。