~親友という名の絆~

「でも、やったー!補習終わりだ!!」


「そっ…そうだね…」


今日でみんなと会うコトは殆ど無くなってしまう。






私と遥は一旦教室に戻った。




でも何だか落ちつかない。


じっとしていられない。


そして今度は廊下に出ていった。


H.R.が始まるまで時間がある。


「…ハァ…」

またため息が出る。


「どうしたの?」


「!薫かぁ…」


廊下の向こうから薫が歩いてきた。


薫は遥と大の仲良し


2人は同じ児童施設に住んでるって言ってた。


「ちょっと…トイレ…」


「もうすぐ先生来るって言ってたよ。」


薫がそう言うか言わないかのうちに私は走り出していた。