「でも、憂のお陰だよねー 本当にありがとー!」 動き易いように 着替えたジャージ姿のまま うちは、憂に抱き付いた。 「良いのよ、あたしも嫌だったからね」 「一緒にキャラメル野郎と魁とで住む って言われたときさー うち違う高校に 編入してやろうかと思ったもん」 うちは力んで言葉を放つ。 「でも一応は、よかったじゃない? 鍵も付けて貰ったし、キッチンも別だし 唯一、一緒なのは玄関ぐらいよ」 ふふんっと黒い笑みを浮かべてる 憂に本当に感謝感激! 本当に救われたよぉぉぉおお…