「そういう場合、むやみに探すと余計にはぐれるんだよ…。人混みでわからないだろ?」 「うん…でも、なんで出口や入り口なの?」 「人数が多い方が、どちらかに居れば必ず会える」 「意味わかんないっ」 「はは…だから、少ない方が探し続けると屋台はどんどん過ぎていって終わりに近づくだろ?」 「うん…?」 彩はまだわからないようだ。 「つまり、探すのは少ない人数で、多い方は端っこで待ってればいいんだよ」 大輝が大雑把に言うと彩は余計にわからないという顔をした。 うん…こいつ、図式の問題苦手だな…