笹河の様子がおかしい。

夜も帰ってくるのが遅くなってる。

酷いときは、3時だった。


『おかえり』って言っても、『あぁ』だけ。


あのキスから数日後からだった。


家に帰ってきても、すぐに寝てしまう。

もう何日も話してない。


…何してんだろ。



「…はぁ…」



「蒼空」



「は、はいっ」



いきなりうしろから抱きしめられた。



「少し、出かけてくる」



キスをして、すぐに出かけていった。

また…出かけちゃった。



「馬鹿ぁ…」